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ガラス細工 [介護と日常]

三月になった。妻は時に薄目を開けるものの、相変わらずこんこんと眠っている。医師との面談があった。「個室にいるときよりもはるかに安定しているけれども、ガラス細工のような状態、ギリギリの状態であることは変わりない」と医師は言った。同時に転院準備を進めると告げられた。
急性期は脱したという判断なのであろう。また、現状の状態で家に連れて帰ることは出来ないとも告げられた。さらに容体が安定するまで、転院先の病院で養生が必要であるとのこと。その間に、どのような環境を整える必要があるのか病院の相談員を紹介するので担当と話し合って欲しいということだった。

ガラス細工という例えになにか書こうと思ったがそれは今度の機会に譲ろう。

今日、病院で相談員との面談があった。喀痰吸引、経管栄養の注入などの医療処置が入るので今までの介護保険だけではカバーできなくなること。医療機器の購入などの準備や、処置の習得が必要となることなど。転院先の病院については、要望を伝えて一回目の面談を終えた。

いよいよ引っ越しの準備にかからなければならない。処理に困るものがあるけれどもひとつひとつ片付けをしていく。今日は四台のモニターの処分をメーカーに申し込んだ。パソコンも処分しなければいけない。中途半端な蒐集癖がこういうところで邪魔をする。残すべきパソコンを一台にして、ノートパソコンを含むPCを九台処分しなければならない。後は衣類とか家具をボチボチ処分していけば、なんとか引っ越しが出来るのではないかと思っているが、いつもの悪い癖がでて差し迫らないと動かないというのを今回やってしまわないことを心がけるつもりだ。

ベランダに残っている数少ない鉢植えは持っていく。昨年の夏よりわが家のメンバーとなったメダカももちろん一緒だ。本も少しずつ処分している。捨てるよりもと、比較的最近の全集10巻本(総額で31500円)をブックオフに持っていったら一冊100円で合計1000円だった。もう、悲しまないようにしている。逆にCDは想像以上に高く売れた。それならばと残るCDを査定してもらったら数万円になったので引越費用の足しにと全部売った。物を処分しても身軽になれるわけではないが、少しだけスッとした。
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