答えから遠ざかる悩み方 [介護と日常]
昨日は久しぶりの雨。妻の診察日だったので家を出ると大谷さんとかの桜は見事に葉桜だった。すぐ近所の中学校は息子が中学二年生の時に新校舎になったが（15年前かな）小中一貫校の拠点学校となり、今工事が進みほぼ解体されてしまった。校門脇の小振りながら元気のよい桜もきれいに散っていた。
朝食もあまりすすまず、相変わらず元気のない妻だったが血液検査の後昼食に行くと食べたいものはなんと「焼き肉定食」。しばらく顔を窺ったがどうやらその気のようで注文する。さすがにあまり食べきれなかった。私は軽くうどんで妻が残した焼き肉定食を片づける。
検査の結果は、問題なし。前回の時、尿の回数が少ないので勝手に薬を止めて脱水になっていたので今回はうまくいった。体はしんどそうだが意識レベルの低下はないのでそうかなとは思っていた。歩行や動きの検査の後医師は、体がしんどいのは服用を止めたステロイドの影響がひょっとしたらあるかもしれないが、飲んでいた量が極めて少ないのでなんともいえない。次回にホルモンの検査をしてみましょうということで帰ってきた。
今日はデイケアの日。朝も食欲はあまりなかったが、それでも半膳のご飯を食べてお迎えの車に乗ると笑顔で手を振って出かけた。まあ、ぼちぼちということかな。
介護がテーマのブログでファンブログの一つに「新・和ちゃんと一緒に!! 野田明宏の介護日記」がある。いかにも男臭い介護ブログである。無駄なことはいわない。人がありがたがるような有益なこともいわない。男はだまって耐えるというわけでもない。長い介護生活で表も裏も噛みしめた日々を短い文章で綴っている。体育会風で実際本人は高校球児だったようだ。時代の香りがほのかに漂うユーモアとペーソスに孤独と意志が感じられる。
そこでブログ主が世話になっているという介護雑誌が行っているアンケートへの協力願いの記事があった。さっそくアンケートのリンクに飛んで内容を読んでから、はたと考え込んでしまった。
私にはアンケートの質問が難しすぎて答えを書けないのだ。これはいったいどうしたことなのだろう。妻が倒れる前、私はたぶん答えを出すのに一番近いところにいたと思う。だが、介護生活を続ける中でどんどん答えから遠ざかってしまうように生きてきたのだろうか。答えが書けないからアンケートに協力は出来ない。が、自分がこの間、答えを直ぐに出せる価値観への疑問をずっと抱えながら、そして同時に妻からも突きつけられながら生活してきたことを改めて気づかされた。答えを棚上げするために自分は考えたり悩んでいたりしていたのだろうかといささか複雑な気持ちになった。
雨が上がり、空にかかっていた雲も少しづつはれてきたようだ。
さあ、洗濯でもするか！
朝食もあまりすすまず、相変わらず元気のない妻だったが血液検査の後昼食に行くと食べたいものはなんと「焼き肉定食」。しばらく顔を窺ったがどうやらその気のようで注文する。さすがにあまり食べきれなかった。私は軽くうどんで妻が残した焼き肉定食を片づける。
検査の結果は、問題なし。前回の時、尿の回数が少ないので勝手に薬を止めて脱水になっていたので今回はうまくいった。体はしんどそうだが意識レベルの低下はないのでそうかなとは思っていた。歩行や動きの検査の後医師は、体がしんどいのは服用を止めたステロイドの影響がひょっとしたらあるかもしれないが、飲んでいた量が極めて少ないのでなんともいえない。次回にホルモンの検査をしてみましょうということで帰ってきた。
今日はデイケアの日。朝も食欲はあまりなかったが、それでも半膳のご飯を食べてお迎えの車に乗ると笑顔で手を振って出かけた。まあ、ぼちぼちということかな。
介護がテーマのブログでファンブログの一つに「新・和ちゃんと一緒に!! 野田明宏の介護日記」がある。いかにも男臭い介護ブログである。無駄なことはいわない。人がありがたがるような有益なこともいわない。男はだまって耐えるというわけでもない。長い介護生活で表も裏も噛みしめた日々を短い文章で綴っている。体育会風で実際本人は高校球児だったようだ。時代の香りがほのかに漂うユーモアとペーソスに孤独と意志が感じられる。
そこでブログ主が世話になっているという介護雑誌が行っているアンケートへの協力願いの記事があった。さっそくアンケートのリンクに飛んで内容を読んでから、はたと考え込んでしまった。
私にはアンケートの質問が難しすぎて答えを書けないのだ。これはいったいどうしたことなのだろう。妻が倒れる前、私はたぶん答えを出すのに一番近いところにいたと思う。だが、介護生活を続ける中でどんどん答えから遠ざかってしまうように生きてきたのだろうか。答えが書けないからアンケートに協力は出来ない。が、自分がこの間、答えを直ぐに出せる価値観への疑問をずっと抱えながら、そして同時に妻からも突きつけられながら生活してきたことを改めて気づかされた。答えを棚上げするために自分は考えたり悩んでいたりしていたのだろうかといささか複雑な気持ちになった。
雨が上がり、空にかかっていた雲も少しづつはれてきたようだ。
さあ、洗濯でもするか！
こんにちは。あれだけ世間をウキウキさせた桜もいつのまにか
葉桜になってしまいました。昨日の雨で山の新緑が一段と
美しくなってきました。季節は確実に移ろっていきますね。
奥様の検査結果が「問題なし」で良かったです。
日々の生活ではやるべきことが多く、いろいろなことを考える時間が
ないのが現実でしょうね〜
とにかくお二人が元気で心穏やかに過ごされることを祈るばかりです。
by yakko (2009-04-15 16:05)
先日実家の親の介護に悩んでいる友人と電話で話しました。
９２歳で８９歳の妻が見ている。間に合わないからオムツがいる。しかし元気で食欲はある。トイレにも一人で行こうとしては失敗をする。
動き回るので余計にショートステイに入れてもらえない。
要介護４らしいが。
家庭で看るmiyata
さんがおえらいです。しかしベッドだけの病院暮らしでは動く足も固まってあるけなくなってしまいますね。
アンケートの答えはできなくとも「俺は立派と胸を張ってください」
by うしさん (2009-04-15 19:45)
アンケート見ました。ファックスというのも気になりますね。
by SilverMac (2009-04-15 22:05)
リンクされたブログのページを少し見ました。
夫の友人と同じような書式（必要な事だけアップしてある）の印象を受けました。
アンケートは...私σ(=＾‥＾=)も答えられませんでした。
今は介護や死より子育てで手一杯ですから。ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ(＾・ ・＾*)ゞ
by kuri_cat (2009-04-16 09:25)
yakkoさん、おはようございます。
今年の桜は一気に咲いて、一気に散った感じがします。昨年もそうだったのかもしれませんが、毎年違うように感じてしまうのが不思議なところです。昨年の自分は今年と同じ自分ではないのかもしれませんね。
by miyata (2009-04-16 09:29)
うしさん、おはようございます。
老々介護はほんとうに大変ですね。あれは有り余るお金がある人以外は無理ですね。大変な世の中になったものだとおもいます。
by miyata (2009-04-16 09:34)
SilverMacさん、おはようございます。
延命治療とか以前は即座に拒否と言えたのですが、今はすぐに言いきれない自分がいます。問がずっと自分に近づいたせいでしょうか。
by miyata (2009-04-16 09:38)
kuriさん、おはようございます。
アンケートの問はとても難しい問でした。以前はすぐに答えられる問題だったのですが。それはある条件や年齢によって問われる中身が違うのではないかと思いました。
by miyata (2009-04-16 09:44)
この野田氏は以前私が購読していた「かいごの学校」という雑誌にもコーナーがありましたが、かなり男臭いというか、本音での介護の大変さ（最初は好きで介護しているわけではない感ありあり）とか、下の世話の大変さとか、この雑誌の主旨とは対照的な感じすら覚えるくらいでしたが、それが逆に「男の介護」については、ストレートでリアルな体験談がいいと思いました。確かフリーライターさんですから、別の雑誌にも寄稿されているのでしょうかね。
by タケノコ (2009-04-16 22:38)
タケノコさん、こんばんは。
私はこの人は今のブログでしか知らないのです。プロフィールを見ると著書も持っているようですね。短い文章でけっこう笑わせてくれたりするので好きです。自分の親を「ちゃん」づけで書いてる介護ブログは基本的に読まないのですがその中で唯一読んでるブログです（この辺りの感覚はもろに歳ですね（苦笑））。介護とかの福祉関連雑誌はブリコラージュという三好春樹さんの雑誌を読んでいたのですが、介護職の人に特化してるようで一年で止めました。他は読んでないので情報がありません。
by miyata (2009-04-17 00:41)