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占い遊び [介護と日常]

「橋本病」の薬を飲み始めて5日目。医師は効果がすぐ出るものではないので気長に服用を続けるようにということだった。しかし、服用し始めて懐かしい自分がかいま見えるような気がしている。これは薬の効果なのか、それとも服用以前にすでにその気になっていたものか・・。

ブラウザーを開けるとその日の運勢が出てくる。いろんな占いがあるようなので、遊んでみた。以前脳内メーカーというのが流行してリンク仲間の人もやっていたので自分もやってみた。そうしたら、真ん中に一つ「嘘」があってその周囲はすべて「H」だった。結果に呆れるというより妙にまじめに考えさせられた。ひょっとすると自分の意識ってこんなものかもしれないとその時は思ったのだった。

いろんな占いがあるもので名前と生年月日に血液型を入力すると、まあだいたい似たような結果になる。星座と血液型の性格判断を足して二で割ったようなものだ。その中に文庫占いなんてものがあった。
miyataさんは福武文庫 です!

daburin.JPG
福武文庫さんのあなたは、大人の落ち着きと子供の無邪気さの両面を持ち合わせている人です。急なアクシデントにも余裕で対応したかと思うと、新しいゲームに大はしゃぎするかわいさも。そのギャップがたまらない魅力となり、周りの人をとりこにします。それが時には行き過ぎて、人を振り回してしまうこともありますが、憎めないと思われるのは、あなたの人徳でしょう。TPOに合わせてのふるまいを器用にこなし、どんどん社会に進出していくので、うらやましがられる反面、やっかみを持つ人もいます。けれど、それさえも自分を育てる栄養にしてしまうのが、あなたの強さです。『どれが本当のあなたなの?』と興味を持たれることも多いはず。ミステリアスな雰囲気を武器に、世間を楽しく泳いでください。

福武書店が文庫を出していたことをはじめて知った。で、選ばれた文庫がなんでダブリン市民なのかの理由はとんとわからない。ジョイスはほとんど読んだことがない。というか、感受性だけに頼った読書では読解できないというのを文庫の(岩波文庫だった)巻末にあるそれぞれの短編に対する長い解説を読んで知り、打ちのめされた記憶があるだけだ。
ユリシーズに至っては、寺山修司が地方競馬で初めて競走馬のオーナーになったとき持ち馬につけた名前の記憶としてしかない。寺山はユリシーズが初めて出走したときに応援に行って、まるで自分が走る姿を見せられたようで恥ずかしくなったというようなことを書いていたと記憶している。
実は寺山の著書もほとんど読んだことがない。私が読んだ寺山の文章は、若い頃喫茶店でモーニングを食べながら目を通すスポーツ新聞に連載されていた競馬に関する文章がほとんどだった。これが面白くてよく覚えている。
初めて寺山修司の名前を知ったのは短歌でも演劇でもなかった。15歳の時に聞いたカルメンマキという少女が歌ったヒット曲「時には母のないこのように」という歌の作詞者としてだった。母を亡くしてすぐだった私は、「だけどこころはすぐ変わる。母のない子になったなら、誰にも愛を語れない」というところがなぜなのか理解できなくて胸を痛めながら少しばかり考え込んだ。今考えてみても実はまだこの歌詞の意味がよくわからない。同じようにユリシーズを読んだことがない私には寺山がどうして自分の馬にユリシーズと名付けたのかわからない。

アイルランドは86年に一度だけ行ったことがある。ダブリンではなくベルファストの郊外だったと思う。フェリーで渡った。海は荒れて多くの乗客がそこかしこで呻いていた。上陸してベルファストの市中にはいると街のあちこちに装甲車がいて、道路は至る所で鉄条網のバリケードで規制されていた。着いたときは厚い曇が覆い雨が降ったりやんだりして、果たしてここは晴れることがあるのだろうかと思うほど暗い印象だった。
ホテルに着くとチェックインは一緒に行ったイギリス人に任せて広い敷地を散歩したり、街をぶらついた。表に出ている店やパブの看板にはなぜか大きなスプリングがついていた。不思議に思って入ったパブで聞くと風で看板が倒れないようにということだった。強い風に吹きさらされるところなのだということを知った。
小一時間ほどしてホテルに戻るとチェックインがまだ終わっていなかった。一緒に行った相棒は私の姿を見つけるとすぐによってきてチェックインしてくれという。なにを喋っているのか理解できないし、なにを喋っても理解してくれないというのだ。冗談だろうと顔を見るとほんとうに困った顔をしている。仕方がないのでフロントに行き片言の英語で話すとわずか5分ほどでチェックインできた。部屋のキーをもらって渡すと「信じられない。なぜお前は理解できたんだ」という。実はなにも理解してチェックインできたわけではなかった。自分たちが部屋を予約しているということを相手に伝えただけで相手が理解してくれたに過ぎない。相棒は「おれは何度も自分の名前を言ったし書いたのにチェックイン出来なかった」という。嫌われたんじゃないかと冗談のつもりで言ったのだが彼は首を振りながら自分の部屋に消えその夜は出てこなかった。

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SilverMac

占い、ちょっと意外な気がしました。アイルランド英語は、本国とは可成り違うでしょうね。
by SilverMac (2008-05-20 07:32) 

yakko

女性は占いが好きです(^。^)
福武文庫のmiyataさんの占いはビックリするほど
当たっていると思います。
薬の効果が少しずつでも現れているようで良かったですね。
by yakko (2008-05-20 09:09) 

kuri_cat

占いは、当たるも八卦、当たらぬも八卦ですが、遊びとしてやるのも楽しいですよね(゜ー゜*)
あ、でも手相はかなり信じてたりしちゃいます。ポリポリ(^・ ・^*)ゞ

アイルランドはお仕事で行ったのでしょうか?英語で話をしなければいけないでしょうから、大変だったのではと勝手に感じました。
因みに私σ(=^‥^=)は一度も海外に行った事がないので、海外に行く事にあこがれております。
by kuri_cat (2008-05-20 10:07) 

hana

おはようございます。
文庫占い・・・早速やってみました。私の結果は、コバルト文庫でした。
miyataさんの福武文庫は、何となく私も納得です。

アイルランド、もう20年近くも前にいらしたのですね。
私はイギリスではスコットランドが一番良かった、印象的でした。
夜の空港からの市内への道中は、地の果てに来たような感じを受けました。
さらに北にあるアイルランド・・・そこの風景、空気、住む人々の様子ってどんなんでしょうと思っておりました。
エジンバラのパブのビール、はしごしました。美味しかったです。

by hana (2008-05-20 10:21) 

miyata

SilverMacさん、こんばんは。
占い、意外だったでしょうか(^^ゞ
わりあい好きだったりします。
アイルランドの英語が違うといえるほど理解できないです(__;)
ただ、フロントの女性はなんだか歌うように話すなあという印象がありました。日本でも例えば隠岐のある村の話し方は歌うような話し方で最初は全然わかりませんでした。10代の終わり頃東北の鉛温泉近くでおばあさんに道を聞いたときは、失礼ながら逃げました。沖縄では地元言葉は英語より理解できませんでした。
by miyata (2008-05-20 18:55) 

miyata

yakkoさん、こんばんは。
実は私も嫌いではありません(^^ゞ
占い当たっているのでしょうか。自分のことは実は全然わかっていないのかもしれませんが、こんな上等じゃあないと思うのですが。
薬は効いているような気がしています。
by miyata (2008-05-20 18:57) 

miyata

kuriさん、こんばんは。
kuriさんも占い嫌いじゃないんですね。私は手相はあまり見てもらったことはないのですが、四柱推命なんかわりあい信じたりします。
アイルランドは仕事でした。話すことはできないと諦めていたのでかえって楽でしたよ。上手に会話しようなんて思わなかったから。片言のブロークンでかなり通じるものだという事がわかって安心しました。で、日本の英語教育は捨てたものじゃないと実感したことがあります。それは何度か向こうに行った後ヨーロッパからイギリスに渡った時の事です。とてもホッとすると感じを持ったときに感じました。英語が読めるということは偉大なことなんだなということです。一番辛かったのは韓国に行ったときです。溢れるハングル文字で目まいを起こしそうになりました。
by miyata (2008-05-20 19:04) 

miyata

hanaさん、こんばんは。hanaさんもスコットランドに行かれたんですね。エジンバラのパブってどこも渋いですよね。グラスゴーとはちょっと違いますね。一度なにかの用で真冬のエジンバラに行ったことがあります。氷の街でした。イギリスは好きな国の一つです。
アイルランドは、あまり記憶に残る風景がないんです。泥んこのイメージしかない(笑)。知り合いが夫婦でキャンパー引いてアイルランドを一周したそうですが、驚くべき光景だったそうです。スコットランドのあのムーアよりもすごいスケールだったと驚いていました。
by miyata (2008-05-20 22:41) 

左膳

miyataさんの意外な一面を見た気がします。
拙者も試しにやってみましたが、電撃文庫となりました。
by 左膳 (2008-05-21 09:57) 

miyata

左膳さん、こんにちは。
意外でしたかねえ(笑)。電撃文庫とはいかなる文庫かと調べてみました。全然知りませんでした(__;)左膳さんのイメージとはちょっと重なりませんでした。占いも色々ありますねえ。
by miyata (2008-05-21 13:56) 

タケノコ

福武書店とは、進研ゼミのベネッセの前進?文庫本もあるのですね。
アイルランドは行った知人が、イングランドなどとは英語も文化も異なったところだと申していました。こんな占いは嫌いではない(信じはしないけど、お遊びとして)ので、早速やってみます。
by タケノコ (2008-05-21 21:16) 

miyata

タケノコさん、こんばんは。
福武書店は「海燕」という文芸雑誌を出していました。文芸書の出版社だと思っていましたけど、文庫まで出していたとは私も初めて知りました。ここは以前の会社の同僚が東京に行くといって転職したことでも記憶しています。男言葉を使う不思議で面白くて変わった女性でした。そういえばどうしてるのかな。アイルランド(ベルファストの郊外)の街角のパブやお店のイルミネーションはかなり印象に残っています。
by miyata (2008-05-22 02:11) 

なかなかない

人が複数集えば、あなたはボス的役割を担うことが多いでしょう。その大人としての判断、決断力、包容力は、あなたが隠そうとしてもかもし出されます。
他の人は「物事を進めてくれる人物」として、自然に、あなたに頼りたくなってしまうのです。
中には、あなたに何でもまかせてしまえばラクだと考える人もいそうですけれど……。

これは血液型占いでした
当たってないですが
by なかなかない (2008-05-26 00:00) 

miyata

なかなかないさん、こんばんは。
この板はにわか占いブームになっちゃいましたね(笑)。
手話のことを読んでいる限り、なんだか当たっているような気がするのですけど。
by miyata (2008-05-26 01:04) 

なかなかない

面白くて
娘の文庫占いをして見ましたら宮田さんとまったく同じ

年齢も違いますし性別ももちろん違いますが
by なかなかない (2008-05-30 21:12) 

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