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経過2 [介護と日常]

6日 午後になり、準備をして病院に出かけた。いつものバス停に行き、待つ。最近わかったことだがバスの時刻表が意外に正確なことに驚いている。市内を走る市バスの時刻表はずっと悪い冗談ではないかと思っていた。バスに乗って目的地まで約30分。座れなかったことがない。

病院に行くと娘がいたので驚く。病室が変わっていてエレベーターを下り、自動ドアから病棟に入る私の姿を見て大きく手を振って知らせてくれた。仕事を早引けして来たのだそうだ。
「今日は昨日より落ち着いてる。表情も楽そうだし、脈拍や血圧も普通。ただちょっと酸素濃度が良くなくてあくびをよくする。」移った病室は、同じ個室だがこぢんまりとしている。前の部屋より落ち着いた感じがする。
様子を聞きながら上着を脱ぎ、妻をのぞき込むと確かに顔色も良く、表情も穏やかに見える。呼びかけると少し目を開けるのだがすぐに閉じてしまう。点滴にはナトリウムが追加されていて、低ナトリウム状態は解消されていないようだ。
鼻から流動食を入れるようになったので胸部の点滴針が外されて腕に戻っていた。

脳の出血は今のところ認められていない。明日7日、主治医と消化器科の医師と胃ろうについて話をすることになっている。
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練習菌

うちの奥様は「胃ろう」は嫌だと言っているそうです。
なんか、胸からパイプで血管に直接栄養を入れる方法があるらしい。
そっちならいいとか言っていたそうな。
まあ、回復の度合いとかで適用が違うんでしょうけど〜
by 練習菌 (2010-01-07 04:39) 

miyata

練習菌さん、おはようございます。
>胸からパイプで血管に直接栄養を入れる方法。

今までそれをやってたんですけど。
意識があって口から食べられるなら絶対的に直接食べられた方が良いですよね。病気などで体力が弱っている人やお年寄りは誤嚥性肺炎を起こしやすく、起こすとほとんど治らなくて死んでしまうことが多いんです。そのために胃ろうをするのですが、悩む方も多いようです。
私の女房の場合は意識がないので自分で食べ物を食べられません。鼻からチューブで入れていますがチューブが細い上にやっぱり違和感もあるでしょう。本格的に体力を回復させるにはそれなりのカロリーも必要だし、今の量や質では間に合いません。意識が戻って食べられるようになると塞ぐことも出来るので、してもらうつもりです。
医師の話では、胃や腸の消化器官を通さないと出来ない酵素があるようで、血管への栄養剤点滴でずっと生きることは可能だけど全部をまかなえるわけではないそうです。
胃ろうで問題になるのは、胃ろう手術を受ける人が奥さんのように元気な時に嫌だと言っていてもせざるを得ない状況になった時にはそういう判断が出来ない状態にある事が多いのです。その時、看病する側が本人の意思だからといって胃ろうをしないのかどうかという、そういう問題です。宗教でも問題になりますね。逆の場合ですが、両親が宗教上の理由で輸血を拒んで子供が死んだとか。そういう問題です。
by miyata (2010-01-07 05:30) 

SilverMac

良い知らせで少しホッとしました。
by SilverMac (2010-01-07 05:39) 

yakko

お早うございます。
取り敢えず安堵しました・・・良かったです(*^_^*)
by yakko (2010-01-07 06:14) 

ほんのり

おはようございます。
父も誤嚥性肺炎を繰り返し、胃ろうにしてから2年以上になるかしら?
鼻から管を胃に直接栄養食?を入れる方法は舅が、入院している時に使用していました。もう10数年以上も前の事でしたので、胃ろうが今ほど進化?していなかった。
鼻からのチューブが嫌で、直ぐに手で引っ張って抜いてしまうので、ベッドの柵に手を縛られてしまって…
その姿を見て、姑は泣いていましたね。。。

父は胃ろうにしてから、顔色もよくなり、体重も昔とちょっとしか違わないくらいに回復しましたね。
たぶん、miyata家でも色々議論されていると思いますが、我が家でも胃ろうにする事で、色々な意見がありましたが、何度も誤嚥性肺炎を繰り返し、その度に「高齢ですので、最善は尽くしますが、万一と言う事も頭に入れておいて下さい。 万が一心停止になってしまったら、当然心臓マッサージを行いますが、肋骨が骨折してしまう可能性が大きいです。 それでも心臓マッサージをして延命処置を施しますか? ご家族でよく話し合っておいて下さい。」とERのDr.に宣言されます。
毎回、毎回救急車に乗って付き添う私は、その度に胸がつぶれる想いをしています。

母の「父が少しでも肺炎になる事が回避できるのなら、胃ろうをしたい!」の意見を尊重しました。
胃ろうをしても、誤嚥性肺炎はつばを飲み込むことでもおきるので、用心に越した事はありません。
現在もお正月の4日から、発熱し呼吸をするたびに喉がゼロゼロいっています。
素早い対応、抗生物質を投与してもらって、熱は平熱に下がっていますが、ゼロゼロはなかなか取れませんね。
痰をしょっちゅう看護師さんにとってもらっていますが、その時は嫌で大騒ぎをするので、二人がかりでやってくれています。
肺炎にならないといいな想いながら、毎日見守っています。

とりとめもなく、書いてしまいました。
奥様が、最初の2週間を乗り越えられた事、本当にうれしく想っております。
後は、笑顔をみたいですね。


by ほんのり (2010-01-07 08:13) 

hana2009

こんにちは。

まだまだ、これからということでしょうが・・・心配されていた2週間は過ぎましたね。
miyataさんも、お疲れになりませんように。



by hana2009 (2010-01-07 17:40) 

にこにこ

何がいいかはケースばいケースですね
友人が要介護5の夫を大学助教授の仕事をやめて8年在宅介護をしましたずっと遺漏でした。
夜は自立尿器
昼は尿パック
朝晩ヘルパーさんが来る
あこすのもヘルパー
昼は車椅子
妻は1日3回の栄養注入だけ
夜はヘルパーさんが来て寝かす
排便は週一便摘(看護師がきてしてくれる)毎月10日は病院へ預けて
妻は旅行に出る。
周囲から見て意識はなかったのですが家族にはよくわかっていたそうです。
妻が在宅介護をして悔いがなかったと申します
by にこにこ (2010-01-07 18:24) 

miyata

SilverMacさん、こんばんは。
今日医師から安全宣言が出ました。二三日前から確信はしていたもののじっさいに確認できて嬉しかったです。どうもありがとうございました。
by miyata (2010-01-08 04:40) 

miyata

yakkoさん、こんばんは。
どうもありがとうございます!
by miyata (2010-01-08 04:41) 

miyata

ほんのりさん、こんばんは。
胃ろうの手術を明日します。胃ろうについて家で話はしましたがそれほど議論というほどではありませんでした。娘は現状から判断して賛成で、息子は私の判断に従うということであっさり結論を出しました。とりあえず、生命の危機からの離脱は嬉しい限りです。どうもありがとうございました。
by miyata (2010-01-08 04:47) 

miyata

hanaさん、こんばんは。
昨日医師の話が聞けませんでしたので、ちょっともやもやした気分だったのですが、今日聞けて安心しました。どうもありがとうございました。
by miyata (2010-01-08 04:49) 

miyata

にこにこさん、こんばんは。
介護されていたご主人は、奥さんが側にいただけでも満足だったかもしれませんし、一生の不覚を嘆きつつ人生を終えられたかもしれません。それはもうわかりません。ご友人が介護者を抱えつつも自分の人生の充実を模索できたことは立派だとも言えます。それをさせない、認めない社会は酷だなとも思います。むしろ関心があるのは、ご友人の介護生活を支えたのは制度なのか経済なのかということです。私も自分の生活を考えた時、働く時間中の介護を全部ゆだねた場合の計算を何度も何度もしましたが、何時も結論は<無理>でした。それが自分が属する経済的な階層を自覚した時でした。
by miyata (2010-01-08 05:10) 

miyata

chihiroさん、pi-さん、こんばんは。
どうもありがとうございました。生還です(^^)v
by miyata (2010-01-08 05:12) 

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